2014年2月26日水曜日

神農街小散歩

夜市もほどほどに、前から気になっていた神農街へとタクシーを走らせる。と、意外に近かった。成功路から海安路に入ると、ぼんやりオレンジ色に照らされた通りを右に見つけることが出来た。それはうっかり見過ごしてしまいそうなくらいに細い石畳の路地。

光の中を歩くような不思議な感覚。非日常が時間を忘れさせる。ガイドブックもパラパラとしか読んでこなかったので、はたして何の店なのか、それともただの民家なのか分からないけれど、想像だけで十分に思えた。知らない方が大切に感じることって案外多いのかもしれない。

まるで昔の郵便局を思わせる建物が今でもこの辺りにはたくさん残っている。郵便局と聞いて思いだすのは、現在では廃刊となってしまった「自休自足」という本で知った、山奥にある旅の途中のカフェ。そろそろ東ティモールが飲みたくなってきた頃だ。



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